退職代行ってどうなの?30代40代は使わない方がいいの?

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退職代行 どうなの

(2022年4月1日更新)

『会社辞めたい、、もう限界だ。でも、今の立場を考えると皆に迷惑がかかる。。俺が我慢するしかないのか?』『ここ2年近く、家族とロクに会話もしていない。俺の人生ってこんなはずじゃ、、、』

おはようございます。【ネクストキャリア実現サポーター】でライフコーチのがみさんです。

4年ほど前から【退職代行】サービスの利用が、若者を中心に激増しているといいます。

あなたも耳にしたことはあると思います。

そして、このページをご覧になっているということは、あなた自身も退職を検討している30代、40代ではないですか?

そこで、若者中心に使われてる【退職代行】は、30代、40代でも使っていいのか?使うべきなのか?使うとしたら、どのようなサービスが良いのか?などについて、今回は書いていきます。

このページの流れ
  • 退職代行とは?
  • 老獪な会社や上司が、あなたを辞めさせないように取っている策いろいろ。
  • 1:30代・40代で退職代行サービスを使ったほうがいい人と、使わないほうがいい人。
  • 2:40代で将来不安なら、今知っておきたい50代・60代の就業実態
    ■30代・40代で【退職代行サービス】を使ったほうが良い人
    ■30代・40代で【退職代行サービス】を使わないほうが良い人
  • 3:30代、40代が【退職代行サービス】を使うと、自分の今後にどのような影響が出るのか?

退職代行ってどうなの?30代40代は使わない方がいいの?

【退職代行】と聞くと、30代、40代の社会人ベテランのあなたは、こう思うのではないですか?

『退職は自分のことだから、会社にしっかり筋を通して【飛ぶ鳥跡を濁さず】の精神で、しっかり引継ぎをしてから辞めるべきだ。』『退職代行?それって逃げるってことだろ?』

または、

『もう限界だよ。失踪するよりマシだろ?逃げたいよ、まじで。このままじゃ俺の精神はボロボロになる。退職代行でも何でもいいから、とにかく辞めたい』

このように、【義理人情こうあるべき論】と、【もう限界だから逃げたい論】に大きく分かれるかもしれません。

今は【退職代行】を使うのに、後ろめたさがある人も多いと思います。

しかし、気軽に使う若者が30代、40代になるにつれて、普通に使われていくようになるのは、自然なことかもしれません。

【退職代行=代理人による交渉】・・このような風潮になっていくのではないでしょうか?

まるでアメリカのプロスポーツ選手みたいですね。

それでは、当サイトをご覧のアラフォー、40代のあなたにとって退職代行は賢い選択肢なのか?について書く前に、ここで【退職代行】について触れてみます。

退職代行とは?

あなたも【クローズアップ現代】で、退職代行のことをご覧になったかもしれませんが、あの放送で急速に認知度が高まったようです。

そして、労働者の中にあるニーズに応えるサービスと言うことで、業者数も利用者数も激増しているのが、ここ4年でした。

その【あるニーズ】とは、ブラック企業や人手不足を背景に、会社を辞めたくても辞められない、辞めづらいという労働者のニーズです。

また、精神的に限界を感じて、もう会社に顔を出すのもいやというニーズです。

退職代行は、その名前の通り『退職に関わることを代行するサービス』ですが、当初は交渉は行わず、あくまでも定職の連絡(手続き含め)の仲介のみを行うものが中心でした。

『もう明日から会社に行かなくていい』『すぐ辞められます』というキャッチフレーズに飛びつく若者も多いようです。

また、正社員だけでなく派遣社員やアルバイトでも使えるため、『気軽に辞められる』という点で、利用者は急増しています。

ただし、労働者が当然と考えている権利の交渉は【弁護士資格】がないと行えないということもあり、最近は弁護士事務所が行ったり、顧問弁護士を置いて、法的正当性を持って交渉を行える退職代行サービスが増えています。

何故なら、弁護士法72条により、弁護士以外が法律事務を行うことは非弁行為に抵触する恐れがあるためです。

会社側も当然、顧問弁護士がいたり、弁護士と契約をして策を練ったりと、対策をしていますので、交渉をしたいことがある場合は、弁護士が関わっている【退職代行】サービスを使うことが賢明です。

主に労働者が交渉をしたいことは、以下の5点だと考えられます。

・有給取得の交渉

・未払い残業代の請求

・給与の未払いへの請求

・退職金の請求

・その他、就業規則には明記してあるけど、法的にはどうなの?
(引継ぎや退職願届出の時期など)

【退職代行サービス】は、大きく弁護士、労働組合、それ以外が行うものの3つに分類されます。

ウイキペディアの【退職代行】を貼っておきます。

退職代行サービス/ウィキペディア

あなたも退職代行サービスについて、色々お調べになったと思いますが、その多くが若い方を中心にした記事だったのではないですか?

そこであなたが思ったのは、『自分みたいな30代や40代のベテランが退職代行サービスを使うべきなのか?』『そもそも今後の転職活動に影響は出ないのか?』ということではないですか?

ここから先は、

1:老獪な会社や上司が、あなたを辞めさせないように取っている策いろいろ

2:30代・40代で退職代行サービスを使ったほうがいい人と、使わないほうがいい人。

3:30代、40代が【退職代行サービス】を使うと、自分の今後にどのような影響が出るのか?

について書いていきます。

1:老獪な会社や上司が、あなたを辞めさせないように取っている策いろいろ

退職代行 どうなの

会社側もの残ってほしい社員に対しては、退職しにくいように色々な手を打ってきます。

①次から次に新しいプロジェクトや仕事を任せてくれる。

・・一見華やかな出来るビジネスマンのイメージがありますが、会社全体がこのような組織なら、『辞めたいです』ということすら言い出せません。

私が最初17年も働いたマクドナルドは、この手の戦術は際立っていました。

元々独立志向が強く、『早く店長になって、そこで学んだことを生かして独立したい』という私にとっては、この次から次へと任せてくれる新しい役割は、正直心地よく、反面恐ろしいほどの激務で、不眠症になるほど精神状態はボロボロになっていました。

家族が起きている時間帯に顔を合わせた記憶が、ほとんどないほどでした。一緒に住んでいるのに。

②『これはチャンスだぞ!』

・・これもビジネスマンにとっては心地よく聞こえ、例え心身ボロボロでも、また頑張ってしまう人が多いと思います。

これをやり遂げたら昇進だぞ!・・と、直接言ったり会社の慣例であったりと色々。

③目の前にニンジンをぶら下げる。

・・就業規則に『入社●●年(ヶ月)で退職金はいくらになる』と明記してある。・・この点もマクドナルドは天才的でした。

これを読んで『あともう少し頑張ってみよう』と、ほぼ全員が言っていました。

④完全な成果連動型の収入(給与も賞与も)

・・頑張って成果を出したら、全体評価会議で公正に評価され、その場で給与も賞与も決まってしまう。上がる人はびっくりするほどの年収になる。・・収入が上がり続けた頃のマクドナルドの得意技でした。

⑤恐怖政治

・・社長は意図して本部長や部長などに【恐怖政治】をする人物を置くことがあります。また、直属の上司が恐怖政治で昇進して来た場合も該当します。

つまり【この上司がいる間は、辞めると言い出せない】。あなたの上司はどうですか?

⑥義理人情の上司や社長

・・『この人のために頑張ろう』『部下の面倒見がいい』『よく飲みに連れて行ってくれ、何回もおごってくれた。悩みの相談にも乗ってくれた』

薄給でも、こういう社長や上司についていく部下は多いものです。

このような老獪な戦略で、あなたの人生は、あっという間に10年以上経過してしまいます。私なんて17年も過ぎてしまいました。

しかし、40歳を過ぎるとリストラや肩たたきの開始。これも評価制度などを巧みに使い、退職へと追い込んでいくのも老獪な会社のやりかたです。

そして何が残ったか?・・ボロボロになった心身と、家族の絆の崩壊。つぶしが効かない中途半端な能力と社内だけのコネ。

あなたがもし、このような会社にいるのであれば、いったん冷静に今の状況を分析して見ることをおすすめします。

あなたの人生にプラスになっているのか?をよく考えて、今後のプラスになっていないのであれば、自己投資をするなり、他への道を生き残りのために考えることが、30代、40代のあなたが今、自分やご家族の陣背のためにすることです。

特に大きな組織にいる30代、40代は考える時期に来ているといえます。

この言葉は覚えておいてください。あなたが会社にとって余程の重要人物で無い限り、

『会社は30代までは辞めさせないように必死。40代以降は辞めさせようと必死』・・これは多くの会社の真実です。

多くの場合、転機にきていることは間違いないということです。ここで転職・退職を考える人も出てくると思います。

引き続き、30代・40代で退職代行サービスを使ったほうがいい人と、使わないほうがいい人について書いていきます。

2:30代・40代で退職代行サービスを使ったほうがいい人と、使わないほうがいい人。

よかったら、このデータをご覧になってみてください。ただでさえ厳しいのが40代・50代の転職です。自分の今後の立場を自ら不利にする結果になるのか?ならないのか?で、退職代行を使うべきかどうかの判断が分かれると思います。

40代で将来不安なら、今知っておきたい50代・60代の就業実態

50代・60代の就業実態です。今から数年前の調査ですが、かなり深刻な現状がデータとして現れています。当時もひどい状況でしたが、今はその数倍以上かもしれないですね。

しかも、これが若年化しているのが昨今の実態です。

40代将来不安なら今知っておきたい50代60代の就業実態は?

30代・40代で【退職代行サービス】を使ったほうが良い人

①受けるべき権利を受けて来れなかった人。

・・大企業ではあまりないと思いますが、給与や賞与、福利厚生など、労働者が当然受けるべき対価を受けられない会社も、残念ながら数多く存在します。

以前は泣き寝入りで辞めていく人が多かったのですが、(そもそもそれが退職理由のこともあり)、ここは賢く交渉と捉えて、【退職代行サービス:弁護士がいるところ】で法的に対処しても良い思います。

何故なら、退職時に受けるべき当然の対応を、会社側が取ってくれない可能性が高いからです。

②同じ業界では、二度と働かないと決めている人。

転職するといっても、同じ業界内は狭いものです。

取引業者が同じだったり、元同僚や上司が転職先の会社にいたりと、あとあとやっかいなことになりかねません。

転職先の業界が同じでない場合は、退職代行サービスを使うという手段もあります。

ただしこれは交渉が伴わないので、自分で退職手続きをする方が賢明です。

どうしてもできないと言う方は、考えてみても良いと思います。

③心身ともにボロボロで、自分からは退職を言い出せないし、明日から会社にいきたくない、行けないという人

このパターンは、あなたというより会社に問題がある場合が多いです。

心身ともにボロボロなら、私なら一刻も早い転職か退職して休養することを勧めます。

『真面目な人』『俗に良い人と呼ばれる人』がこのパターンにはまる傾向が強いと言われます。

うつ病や不眠症になってしまう前に、または既になってしまっているのであれば、労災などの交渉も含めて【弁護士がいる退職代行サービス】を考えて見たほうが良いと思います。

ボロボロになって、二度と元気に働けないような事態だけは避けてください。

私は不眠症をいまだに患っていますが、本当に辛いですよ。

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30代・40代で【退職代行サービス】を使わないほうが良い人

退職代行を使わない人もいます。このような方です。

①今後も同じ業界で働きたい人。

【退職代行サービス】を使って辞めたというレッテルは、残念ながらあっという間に貼られて、うわさもあっという間に広がります。

あなたがいる業界内には、以前の同僚や上司がいるものと考えておいて間違いないです。

その人たちの耳にも、あなたのことは遅かれ早かれ入ります。

『●●さん、辞めて●●に転職したらしいよ』という噂を耳にしたことは無いですか?

転職先に元上司や元同僚が居たら、あなたの転職先の居心地は最悪になります。

せっかくキャリア転職したのに『退職代行サービスで辞めた』という噂が、新しい上司や社長の耳に入ったらどうでしょうか?

『退職すら自分でできないやつなのか?』と思われかねません。

会社によっては、興信所を使って、過去のことを色々調査するところもあるほどです。

これは職位が高いほど行われます。

また、今の会社で関わっている人と、今後どこかで関わることも大いにあります。

その人は、今後のあなたの助けになってくれる人かもしれません。

私もこのパターンは数多く経験しました。

優良なコネクションは、30代、40代の今後の活躍に欠かせません。

同じ業界に入るのであれば、退職手続きは無難に自分で行い、【飛ぶ鳥跡を濁さず】円満退職を心がけてください。

あなたが転職して頑張っている会社に、【退職代行】で辞めた若者が入ってきたら、どう思いますか?

余程のブラックや事情が無い限り、あまり歓迎したくないのではないでしょうか?

つまり、あなたもそう思われるということです。

②大企業など、福利厚生や収入面などに落ち度がない会社にいる場合

大きな会社ほどリスクを嫌います。

当然、優秀な顧問弁護士や社会保険労務士などがいます。人事部も鉄壁のリスク管理をしているでしょう。

就業規則も完璧にしているはずです。

こういう企業は、あなたがいなくなっても全然困りませんし、あなたが思っているほど、あなたのことを重要視していないものです。

この場合は、受けるべき権利も当然受けられることが多いはずですし、人事部も普通の事務作業のように、あなたの退職処理を完璧に近い形で進めてくれます。

有給休暇もしっかり取得して、(もらえる会社なら)退職金ももらって、ついでに賞与が出るまで待ってから、自分で退職手続きは進めましょう。

③重要なプロジェクトを任されている

この場合は、そのプロジェクトの成功(失敗も)やプロセスが、あなたの今後のキャリアの財産になります。

そのプロジェクトが、あなたの転職の決め手になることもあるのです。

また、責任感という重要な部分も関係してきます。

退職を決めたのであれば、引継ぎ関係はまとめておき、成果が見えてきた頃に、直属の上司に『これを成し遂げたら退職します。理由は、、、』と伝えてください。

もしその成果が昇進につながる場合は、今後のあなたとご家族の人生をよく考えて、賢明な判断をしてください。

最後にまとめとして、30代、40代が【退職代行サービス】を使うと、自分の今後にどのような影響が出るのか?について書いていきます。

3:30代、40代が【退職代行サービス】を使うと、自分の今後にどのような影響が出るのか?

30代、40代でキャリア転職をしたい場合は、【退職代行サービス】を使うのは賢明ではありません。

その時は楽でも、自ら転職の選択肢を絶ってしまうことになるからです。

ただでさえ厳しいのが30代、40代の転職です。

良い影響はあまりないと考えたほうが良いです。

ただし上記の【退職代行サービスを使ったほうがいい人】で書いたように、

・会社の経営や運営そのものがずさんで、受けるべき権利を受けて来れなかった人は、法的な交渉の手段として弁護士がいる退職代行サービスを使うのもありだと思いますし、転職先も周囲も理解してくれます。

また、

・心身ともにボロボロで、自分からは退職を言い出せないし、明日から会社にいきたくない、行けないという人の問題の多くは会社にあり、今辞めないと本当に二度と働けなくなる。

こういう人は、社会からの評価と言うより、自分の人生への悪影響回避を最優先すべきです。

30代、40代ともなると、家族や会社、業界内で様々な事情が絡み合いますが、自分やご家族の心身の健康面を最優先して、せめて自分の今後の社会人人生に悪影響を与えないような決断をしてくださいね。

もし30代・40代が使うなら弁護士がいる退職代行サービス

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