
(*このページは2020年9月26日に更新されました。)
こんにちは。失敗しない公務員転職術のあみゅさんです。
今回は公務員転職術に興味があるあなたも、きっと気になっている【公務員の収入は年功序列なの?】ということについて書いていきます。
公務員と言えば身分保証で生涯安泰。
プラス終身雇用と、現代の社会人の中では何とも浮世離れした職業ですが、実際はどうなのでしょう。
僕が公務員になったのは12年前のこと。
これまでも公務員転職準備を書いてきましたが、それも辞めたから書けること。
これからも本当のところをはっきりと書いていきますね。
公務員の給与は年功序列賃金なの?最後に残されたお気楽職業?
それでは肝心な年功序列ですが、結論から言うと「年功序列」そのものです。
それまで僕は外資系企業で成果主義で働いてきており、頑張って成果を出せば給与も賞与もどんどん上がっていくのが普通でした。しかし、、、
入庁していきなり手渡された手引きみたいな冊子に、細かく賃金表が書かれていました。
僕が入庁したのは40歳で職位は主査。年齢と職位でびっしりと細かく賃金が区切られていたのです。
当時は公務員も市町村合併などのプチリストラや裏金問題などの不祥事発覚で、全職員の給与ベースが下げられた時期でもあります。
僕がいた県庁の課長クラスでは、700万円台の年収でした。僕の場合は660万円。それまでの960万円からは大幅に下がりがっかりしましたが、ほかの手当てなどの特典や仕事の肉体的な楽さ、そして今の社会情勢を考えると、とてもめぐまれた職業だと思います。
そして上司からはっきりと、「仕事ができるとか成果とかじゃなく年功序列だからね」と言われました。
- 年功序列ということはどういうことなのか?
- 公務員に対して色々言う人はほっといてもいい・・今の時代の
安定勝ち組なんだから
年功序列ということはどういうことなのか?
つまり簡単に言うと、年齢を重ねるだけで収入は上がっていくということです。
現代の民間企業とは決定的な違いがここです。
それに、いま世間をにぎわせてるトヨタ会長の【終身雇用限界発言】とは逆行して、身分保証がありTHE終身雇用の職場です。
そして、昨年法案が提出されたように、【定年を65歳まで延長する】ことがほぼ間違いない職業でもあります。
間違いなく数年内に定年は65歳まで延長されるでしょう。
ここで考えたいのは60歳以降の収入。
民間企業は通常、運よく定年まで勤務できても55歳役職定年などで給与は頭打ち。60歳で定年退職して運よく再雇用されても収入は定年までの半分など残酷な現状がまっています。しかし、、、
公務員の特性上、年功序列なので収入は65歳まで上がり続けることが十分想像できるのです。
あなたが今40代で公務員に転職できれば、入庁した時は年収650万円ほど。しかし、65歳まで少しずつ上がり続けます。これが魅力と言えば魅力なんですけどね。
65歳で年収800万は相当魅力的だと思います。
それに退職金は出ますし、ボーナスカットなどありえません。
おまけに年金もばっちり支給。なんていったって財源が税金ですからね。
仕事は面白くないことが多いですが、肉体的にはかなり楽です。
まさにTHE安定ですね。
公務員に対して色々言う人はほっといてもいい・・今の時代の安定勝ち組なんだから
こうなると独身の場合、婚活で一人勝ちというおまけもついてきます。
公務員の予備校などが今以上に流行ってくるでしょう。
通常公務員は、民間企業などの収入や慣例に合わせて制度が決められるのが今まででした。
しかし今後は終身雇用無し、リストラ乱発、ボーナスや賃金カットなどの民間企業の現状に合わせるでしょうか?
私は当分それはないと思います。
公務員と言う組織は、民間企業の20倍ほど遅いスピードで物事が進みます。
議会も通さないといけません。
公務員が収入の大幅カットなどあれば、議員もそれに合わせないといけない風潮になってきます。
彼ら議員達がそれをよしとするでしょうか。
これら公務員の特権を羨んで文句を言うのか、自分も公務員になってやる!と思うのか。
人それぞれの判断ですが、経験者から言わせてもらうと、面白くない仕事でも家族のために安定こそが欲しいと言う方は、民間企業出身者のキャリア採用は毎年たくさん行われているので、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
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