
(*このページは2022年11月11日に更新されました。)
『私この会社一筋16年。順調かどうか分からないけど、成果を出したことも多いし、それなりに出世もしてきた。でも、なぜか失敗が続くことも多かった。今後は出来るだけ楽な社会人人生を送っていきたい。』
おはようございます。【ネクストキャリア実現サポーター】でライフコーチのがみさんです。
前回は、40代・30代転職の自己分析の仕方:失敗回避の鍵【キャリア編】をご紹介しました。
それを行う過程で、あなたのキャリアの中の成功体験や失敗には、何らかの因果関係も数多く存在することを炙り出してもらいました。
もし、前のページを行っていない場合は、このページに物凄く時間がかかりますので、前のページを実践してから、こちらに来てくださいね。
●40代・30代転職の自己分析の仕方:失敗回避の鍵【キャリア編】
今回は『自分が失敗するパターンについて知ろう!』ということについて、方法をご紹介します。
公務員転職でも民間企業への転職でも、あなたのこれからの仕事に大きく影響することですので、是非真剣に振り返ってみてくださいね。
もう自分の失敗パターンにはこりごりですよね?それではやっていきましょう。
ツールは前回同様、グーグルドキュメントかXMINDを使います。
(私は仕事の整理をするときや、ビジネス系の書籍を読んだ時に、XMINDを使ってマインドマップを作りながら、頭の整理をすることが多いです。)
(リンクを貼っておきます・無料ダウンロードで十分です。使い方はとても簡単。)
40代・30代転職の自己分析:あなたが失敗するパターンを知る
失敗するパターン編の後に(短所)と書いています。
ここでいう短所は、言い換えれば『あなたが失敗に陥るパターン』と考えてください。
このページでは、大きくあなたの性格や周囲の環境が影響してきます。
それを書く前に、私のことをまずは紹介します。
私は昔から野心満々の男で、完ぺき主義者でした。
危機回避意識は非常に強く、あらかじめ計画を練って、仕事を進めるのが大好きな人間。
あなたの周囲にもこんな人はいませんか?
年末や期末には、必ず次が始まる前に目標を綿密に立て、アクションプランにまで落とし込み、部下にも役割分担と期限付きの目標設定をさせていました。
私にとって、自分で立てて上司にコミットした目標は、すべて必達目標(コミットメント)であり、それで人材育成もできたと思っています。
おかげで成果はずいぶん出せたのですが、弊害も数多くあったことを40歳以降に知りました。
・部下も、この前まで同じ職位だった人も、自分と同じような責任感と目標達成意識でいると思い込んでいた。 ・自分が当然やっていることを、周囲や部下が行っていないと、『なんでこれくらいのことやらないの?』と思っていた。 ・焦ったり、急な会社の方針転換が起こると、なかなか成果を出せなかった。 ・『あみゅさんと結婚すると大変そう』と、パートの主婦達に言われていた。 ・アクションが早いことはいいことだと考え、勇み足で引き返すことも数多く、分析もしっかりしていなかった。 ・部下が1人辞めたりしたら、全て自分のせいだと思い込み、片っ端から部下のマネジメントや人身掌握の書籍をよみかくるなど、物事をすべて自分1人のせいだと思い込む癖があった。 ・実はプライベートでは潔癖でもなく、案外おおざっぱなため、職場で自分というキャラクターを演じないといけなかった。 ・上司からは『手がかからないが、面白くないやつ』『もっと人に甘えろよ』と言われていた。 ・実際、私の短所は物事を人に相談せずに、自分1人で抱え込むところ。 ・仕事に関しては、常に気が張っており、慢性の頭痛に悩まされていた。 ・会社(上司・部下問わず)からの期待や要望には必ず応えようとしていた。 ・頑張ってるか?と言われたら、『頑張ってます!』。『これ大変だけどできそうか?』『はい!頑張ります!』と応えていた。 ・計画通りに進まないことや、上司からのプレッシャーを人一倍感じやすく、不眠症になった。 ・職場と家庭の性格が違うため、毎晩酒を飲んでいた。 |
・・・とまあ、いいのか悪いのか、確実に身体の不調につながるような性格で、体調が悪い時はやっぱり成果は出せていないのです。
このような感じであなたも、是非自己分析をしてみましょう。
40代・30代転職の自己分析:自分が失敗するパターン編(短所)
それでは、あなたの自己分析失敗パターン編をおこなっていきましょう。
前のページで書いた、・なぜその役割の時は自分はうまくいったのか? ・なぜその役割の時は自分は失敗したのか? について、細かく再分化していきます。
前回使ったドキュメントに追加するか、スペースが足りないなら、XMNDでもいいでしょう。
このように書いていきます。(大きく分けて2つを例に出します)
●●株式会社 営業部 2001年4月~2003年12月
1:自分のキャリアの棚卸し(転職のスタート時に必ず行うこと)
(プロセス・立てた目標・取ったアクション・成功した目標・失敗・マネジメント人数・部署など全て)
↓
2:前のページで紹介した自己分析
↓
3:今回やるところ:あなたの失敗パターン
①年齢(23~25歳) ・家族構成(独身彼女あり) ・拠点:福岡市
年収:250万⇒280万 資産:車(中古の軽)
悩み:彼女が居ない・仕事がうまくいかない(計画性がなくいつも未達かぎりぎり) ・金がない
・所属部署の上司と部下の性格や能力、自分に与えた影響 (上司や部下が自分の失敗に与える影響はどうだったか?)・・例:上司の●●さんは、いつも無計画で出勤もぎりぎり。残業は毎日で典型的な時間泥棒。
・・上司の●●さんは、ランキングなどを作成するのが好きで、態度は高圧的で、いつもプレッシャーを与えてきた。
・・だから、見られているから仕事をするという感覚で、見られていない時はさぼっていた。
・・休日も電話が鳴らないかびくびくしていた。
・・成果
・こうなると、あなたが失敗した原因は、あなたよりもあなたの周囲の環境が大きかったと言えます。
↓ここでは、本来書いて欲しい②③を飛ばします
④●●株式会社 関東営業部部長 2011年4月~20013年12月
※28歳の時の上司との出会いで、仕事への向かい方が変わり、成果も出せるようになり、英語などへ自己投資もし、劇的な出世を果たす。
米27歳で職場の●●と結婚 子供を2人授かる
年齢(33~35歳) ・家族構成(妻29歳 娘5歳 息子2歳) ・拠点:東京都溜池山王
年収:800万⇒1,000万 資産:トヨタプリウス(新車)・新築マンション(5,000万35年ローンで購入)
悩み:家のローンの返済が苦しい ・ 子供がアトピーで大変 ・妻が飲み会やゴルフ接待を理解してくれない
・貯金がなかなかできない ・妻に働いてくれと言いにくい ・重責と膨大な仕事量で休みがろくにない
・家族が起きる前に家を出て、寝た後に帰宅・・いつも1人飯
・たまの休日の買い物の付き合いも、正直めちゃくちゃしんどい
・妻との夜の関係もあまりない
・酒の量がとても増えた ・体重も10キロ太った
・・・ここで自分はストレスが身体に出るタイプだと知る。
・女子社員にセクハラと思われるのが怖くて、気軽に話しかけにくくなって来た
・出世のためには転勤は必須 ・辞めたくても家のローンがあるから辞められない
・・・・・*上記の今の状況でも、あなたは転職先で能力を発揮し続け、成果を出せるのか?・・家庭と仕事どっちを優先するのか? どちらが長く活躍できるのか? 無理して再転職にはならないか? 今後はあまり無理せず家族と自分を優先したいのか?・・を冷静に考えてみる。
*ここで感じていただけたと思いますが、あなたの23歳の時の状況と33歳の時、あるいは40代の今では、環境は激変しており、これだけでも失敗要因は激増しているということです。
始末が悪いことに、これらは他人、奥さんにまで相談できないことがほとんど。
誰が何が原因かわからない、、、
仕事に悪影響が出ないはずがないのです。
これに、23歳の時のような会社内での人間関係や上司、部下の能力やキャラなども大きく関係してきます。
だからこそ、職位も年収も上がって、あなたは出世したのですが、今後もこれらのストレスに耐えられますか?という、大きな問題も出てきます。
40歳を過ぎると、奥さんも健康的な不調も出てくるでしょう。
ご両親の介護などの問題も出てきます。
お子さんも学校へ行き始めるし、高校以上となると転向も難しくなります。
プラスして考えたい、あなたの本来の性格
上記にプラスして、【あなたが職場で出している性格・人格】と、【あなた本来の性格・人格】を考慮します。
・あなたが、私みたいに計画通りに進めることが合っていて、焦るとロクな結果にならない・・
・・つまり失敗するタイプであれば、権限委譲を今以上にエンパワーメントにシフトしていく必要がありますし、少し余裕を持った計画と目標設定が必要になります。
・人に任せることが出来ない人は、エンパワーメントできないと、大失敗するでしょう。出世は無理。
・のんびりタイプで無計画な人は、転職したら痛い目に遭うでしょう・・いや、転職できないでしょう。
・危機意識が乏しい人は、勉強もせず、年下からごぼう抜きされまくるでしょう。
■一番おすすめしたいのが、転職をきっかけに、自分の仕事場でのキャラを本来のキャラにできるだけ近づけるということです。
・体力も気力衰えた反面、責任だけは職場でも家庭でも増えています。
・おまけに守るものやマイホームローンもあります。
・賢く生き残るには、心身ともに健康であることで、プラスしてチームでエンパワーメントしながら仕事を進め、自分も勉強を続けることです。
決して身体は無理をすることはありません。
しかし、頭への自己投資は多少無理が必要です。
そのためには余計な事態が生じないように、『重要だが緊急ではないこと』を、計画の90%で埋めるようにし、『緊急で重要なこと』や『緊急だけど重要ではないこと』が起こらないようにしないといけません。
自分の失敗のパターンが分かったら、今後の賢い生き方も考えてくださいね。
次回は、40代・30代転職の自己分析:自分が成果を出すパターン編(長所)について書いていきます。
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●40代・30代転職の自己分析:自分が成果を出すパターンを知る
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