(2023年4月3日更新)
『俺ももう43歳。若い頃はよくわからないうちに年収も600万ほどまで上がってたよな。でもこれからは、薄給で妥協転職した方がいのかな?』『あなた、今月の家計簿も赤字よ。せめて45万くらい稼いできてよ!』
おはようございます。【ネクストキャリアサポーター】でライフコーチのがみさんです。
あなたが転職したい目的は、ストレスやリストラなど色々要因はあったにせよ、月々の安定した給与が入ってくることではないですか?
これは面接官から見ても、とても重要な質問で、あなたからみたら、一種の賭けみたいなものではないでしょうか?
私の経験から言うと、下記のようなものがありました。
【妥協して伝えた希望額】
・面接の時に伝えた額が、ほぼそのまま給与になりました。(会社規定がある場合は応相談)
【少々高い給与を伝えた場合】
・ほぼそのままか、少し相談ベース。
これは考え方が色々ありますが、戦略が必要になってきます。
ここで考えたいのは、少しでも好条件の収入を得るにはどうすればいいか? あなた自身を安売りしてまで、その会社に入るべきか?ということです。
つまり、答え方次第、職務経歴書や転職サイトエントリーの仕方で収入は変わってきます。
ご家族がいる方は、特に戦略を駆使して裏技まで使って、好条件での転職を実現してみませんか?
40代の転職面接想定質問の答え方⑦:希望給与と好条件獲得の裏技
それでは順を追って、私が取って来た戦略をお伝えします。
例えあなたが40代でも、決して自分を安売りはしないでください。
先方は、あなたが貢献してくれると思えば、給与は少々高くても(予算内であれば)払いたいと考えているからです。
私も採用側に長年いましたので、事情は分かっています。是非参考にしてください。
40代の転職で伝える希望給与①:あなたに質問・採用側の本音は?
あなたがもし採用側(以前そうだった方も多いでしょう)の場合、何も実績やノウハウがない、ただ若いだけの20代後半や30代に45万の給与を払いますか?
例え43歳の応募者でも、専門性やノウハウ、プラスワンのスキル(仕事で生かして来なかった場合でも)がある場合、あなたは43歳の方のほうが、会社に貢献してくれると思いませんか?
両者を比較してあなたはどう思いますか?
同じ45万でも、決してただ若いだけが理由で有利になることは少ないのです。
もしあなたが、前の会社で50万もらっていたとしたら?
堂々と50万に少しプラスして希望給与を伝えるべきでしょう。
先方からしたら、『この人は、他を2人削ってでも採用したほうがいい』『このポジションでは若手しか必要ないけど、管理部署のリーダーとして活躍してくれるんじゃないかな?』・・このように思うものなんです。
実際私も、応募したポジション以外を面接でオファーされたことは、何回もあります。
企業には色々な人事的な事情があり、募集しているポジション以外でも、実は部門長が辞める、あるいは交替の必要があるなんてことは、想像以上にあるものなんです。
特に希望給与を聞かれる2次面接では、企業を俯瞰的に見ている立場の人が行うので、欠員が出そうな、あるいは新設しようとしている部門の採用も考えているものです。
もしかしたら、ヘッドハンターや別の転職エージェントを使って、一般的な転職サイトには出ていない求人を出していることも大いにあります。
このような企業が抱えるであろう様々な問題を、40代のあなたは前もって意識して戦略を立ててください。
40代の転職で伝える希望給与②:職務経歴書や転職サイト登録から行う準備
40代のあなたに是非おこなってほしいのは、職務経歴書に書く段階で、そのポジションで得ていた最高額を書いてくださいということです。
営業部長(2005年~2009年)収入:600万・・このような形です。
転職サイトに収入を書く欄がない場合も、同じように書いてください。
先方はあなたのことを『この人はこの職位では、これくらいの収入が妥当なのか。』と思ってくれます。
職務経歴書は、採用担当者が最も見るものです。
その職務経歴書に、成果とともに得ていた最高収入も書いておくのです。
また更に望ましいのが、その会社以外で自分の頭に自己投資した(している)スキルを書いておくことです。
もし何も自己投資(勉強)していないのであれば、英語力やプログラミング、その他労務などのスキルを勉強することをおすすめします。
これがあると、あなたの価値は高まり、収入も思った以上に得られるようになります。
ちなみに私がカフェ清算後、所持金60円から年収960万円に半年で転職できた背景は、英語力を身につけた効果でした。
もちろん最初の会社での成果や年収もしっかり伝えていました。これの相乗効果です。
40代の転職で伝える希望給与③:希望給与の回答の仕方
一般的に40代の転職の場合、『年収の希望額はいくらくらいですか?』と聞かれることが多いです。
希望給与は?と聞かれたことは、あまりありません。
40代の場合は、年俸制である場合も少なくありません。
特にエージェントやヘッドハンター経由で転職すると、年俸が多くなります。
私も45歳~50歳は年俸で働きました。
しかし、もし聞かれた時のことを考え、希望年収を12回で割ったものを答えてください。
あなたの希望年収は、面接に呼んだ時点で、先方はすでに織り込み済みです。
ここで妥協すべきではありません。
全くの畑違いで【勉強させてもらうために】転職するのであれば、これまでもらってきた給与より低く伝えるほうが良いのですが、そもそも40代の応募者に【勉強してもらうために】雇う企業は、あまりありません。
40代の転職で伝える希望給与④:具体的な答え方例
最終面接で希望給与についての、最終的なあなたの答えを伝えることになります。
選考過程で、その会社の事情なども分かってきていることだと思います。
それを考慮したうえで、このように答えると無難という回答例を紹介します。
『希望を言わせていただくと、私の希望は年収700万円です。理由を申しますと、御社に貢献できる2つ前の役職では650万円をもらっていました。
プラスして、ここ1年は語学力を磨こうと、英語(プログラミング)の勉強を続けてきました。このスキルも御社で生かせると考えています。
700万あれば今までどおり、家族との生活はできますので、そこさえ固めれば安心して恩赦の仕事に集中できます。』
そして、プラスしてこのようにひとこと付け加えてください。
『希望年収はあくまでも私個人の希望額です。これを採否の判断にしないようにお願いします。この金額でないと御社で働きたいということではありません。御社で働いている方や、他の応募者も考慮してお決めください。』
これは高すぎる希望だと思われて不採用となる事態を避ける戦術です。
いかがですか?
これなら先方もあなたを評価してくれますし、『でも希望給与が、、、』なんて思われない無難な答え方だと思いませんか?
最後に一番注意して欲しいことですが、よほど確立された人事考課制度がない限り、ここで得た収入は、しばらくそのままだということです。
今後、もしまた転職することになっても影響してきます。
希望給与の答え方次第で、あなたのこの後の数年の経済状態は決まってしまいますので、是非戦略をもって望んでくださいね。
ニーズが多いので、質問の答え方をまとめています。↓
40代転職面接で「困る質問」への答え方まとめ
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