(*このページは2023年4月27日に更新されました。)
「40代はリストラ対象?・・おれ45歳だけど・・・」「コロナ恐慌で、俺もあっさりクビ?給料カット?」
「終身雇用は無理!?・・社長よ、勝手なこと言うな!」「年金もらえないって?老後2000万貯めろって?」「家のローンがあと20年以上残ってるわよ。あなたどうすんの?」
ネクストキャリアコーチのがみさんです。
ここ2年で社会は一変してしまいました。サラリーマンにとっても何かと物騒なニュースが多いですね。
そんな中、何ともお気楽なイメージがある公務員。
「定年まで給料は上がり続けるし~」「リストラなんて概念がそもそもないし~」・・果たしてどうなのでしょうか?
最近は焦りまくっている中高年サラリーマンが世の中に溢れていると思います。
そういう僕も実は同じように追い込まれた気持ちで、12年前の40歳の時に県庁職員に転職。
つまり公務員になった経験があります。
このようなサラリーマン危機の時には誰しも「儲かる投資を始めようかな~」「簡単に稼げそうな副業ないかな?」なんて思うものです。
そして、そんなサラリーマンを狙った情報商材詐欺や投資セミナー・・・冷静な時は騙されると分かってて興味もないんだけど、今みたいなときは何故かセミナー申し込み殺到で満員。
あなたはそんな風にならない堅実で非常に賢明な人です。なぜならこのサイトに来てくれたから。
自分の人生や家族のために1年ほど頑張って、残された最後の砦【公務員への転職】を実現してみませんか?
令和は民間から公務員転職成功し人生楽勝!?実際はどうなの?
今回はこのような流れで経験から解説していきます。
・公務員転職に成功したら、人生は本当に楽勝になるのか?
・民間企業出身者は公務員転職に成功したらダイナミックな仕事ができる
(つまり楽だけどやりがいはある)
・公務員の午前中の仕事は?これも楽勝?
・誰も言わない公務員の休みやすさは?もしかしてこれも楽勝なの?
・公務員に向いている人は?
・公務員に絶対に向かない人は?
・1つ簡単な公務員転職向き不向きを判断する基準を紹介します
・ひとくちに公務員と言っても国家、地方など色々。いったいどこが
一番精神的に楽なのか?
・公務員転職の対策は独学でいいのか?塾が早い?
・公務員転職成功のため30代・40代で論文試験に挑むための準備は?
・僕が公務員を受けるようになった経緯・・転機
・転職することに決めたあと・・なんと公務員の求人が!
・皮肉なことに、僕は教養試験では5箇所全滅だった過去があります。
・どうやったら公務員転職成功できるの?
・公務員の魅力
・公務員試験までの準備
※【地方公務員・国家公務員求人情報】・・志願者は今後見逃さないように!
結論:公務員転職に成功したら、人生は本当に楽勝になるのか?
答えは、多くの人にとっては公務員になったら人生は楽勝になります。
今あなたがブラック企業に居るのなら、今より圧倒的に楽勝になります。大企業もリストラする時代ですからね。
アラフォーの方にとっては、公務員ほどいい転職先はないのではないでしょうか?家族も喜びます。
では、何故公務員は楽勝なのでしょうか?
それは、大規模な合併(以前あったような市町村合併など)や自治体のデフォルト(夕張市のような)、国のデフォルトなど相当やばい状況にならない限り、まずクビになりません。
リストラされるかも??という発想すら浮かびません。本当に考えもしないんです。
今の世の中でこんな職場はないのではないでしょうか。
当然、働いている人もほわ~んとしています。公務員の脳みその中はお花畑。
転職を考える必要もありません。収入も安定しています。休みも休憩もしっかり取れます。
ほとんどがデスクワークで肉体的に疲れません。
有給休暇は強制的に全て取得です。ほとんどの人が始業5分前に来たりします。
だから始業10分前からエレベーターが大混雑します。
(出先機関では始業時間に来ない人も多くいて問題になっていました)
あなたが独身であれば、今は婚活市場でダントツ人気で一人勝ちが公務員です。
今後は「自分と家族だけは守る!」という強い気持ちで、(身分保証がありリストラなど関係ない)公務員への転職希望者はますます増えると思います。
公務員もこのままずっと終身雇用とは思えませんが、まだまだ安全な職業であることは間違いありません。
とはいえ、あなたは公務員ってやり甲斐がないんじゃないの?って思っていませんか?実は…
民間企業出身者は公務員転職に成功したらダイナミックな仕事ができる?やりがいあるの?
実は民間企業出身者に回ってくる仕事は、既存の公務員ではキャラ的にも能力的にも出来ない、やりがいのある仕事が回ってきます。
この点は心配しなくて大丈夫です。
↓の記事は僕が実際に2年半関わった【地方自治体のまちづくり】についての仕事の紹介記事です。
ここから下は、この流れで書いています。
■本ページでは前半に【公務員に転職したら人生は楽勝か?】
【公務員に向いている人・向かない人】
【公務員と言ってもどこが精神的に楽なのか?(肉体は楽です)】について。
■中盤には最近更新したページ一覧。
■後半は【僕が公務員になった経緯】【公務員転職に大失敗した過去】
【公務員の魅力】【公務員になるための準備とは?】などについて書いています。
■最後には・募集情報のページや・絶対に登録しておいたほうがいいサイト
なども紹介し、公務員転職関連の具体的な準備ページをご紹介しています。
それでは続いて、、
公務員の午前中の仕事は?これも楽勝?
田舎に強い傾向かもしれませんが、僕がいた佐賀県庁の本庁では、大半の人は5分前に来て面白くない眠くなる朝礼が終わったら、ゆっくりコーヒー(僕の県庁では1杯10円でした)飲みながら急ぎの仕事がない限り、課に届いている10誌ほどの新聞をチェックします。
それも回し読みで全員が行います。(中にはスポーツ新聞もあります)
目的はその自治体に関係する記事を拾うためです。
拾ったらコピーして上司に上げます。
そしてそれが本部長まで上がっていきます。
全員がその行為を午前中かけておこなうのです。
(僕は唐津市役所にも席を作ってもらっていましたが、市役所はもっと市民寄りの仕事をしていました。
新聞も3~4誌・・あまり読みもせず、みなさん超適当でしたw)
そしてお昼のチャイム。いっせいに食事へ出かけます。
本当の仕事(といっても事務作業)は午後からです。主に資料作成です。
こういうことだから、彼らは普通に残業をします。終業時間10分前になると、当たり前のように缶コーヒーやたばこで一服します。
そして終業時間のチャイムが鳴ったらポーズ(付き合い)の残業開始です。
実はすることないんですよ。その日にやる必要は全くない。・・つまり慣例なんです。
・・見ててバカらしくなりますよ。
【私、定時に帰ります】というドラマが以前ありましたよね?ご覧になったことがあるんじゃないですか?
僕は公務員の時は、まさにそれを地で行っていました。
だから、午前中の新聞を読む時間がもったいなさ過ぎて。。。
始業1時間前に行って誰も居ないうちに新聞10誌に全て目を通してコピーして、あさいちからやるべき本当の仕事をしていました。
新聞の回し読みなんてしていたらいつ自分に回ってくるかわからない。本当に時間の無駄なんです。
今まで民間企業で働いて来た人は???と思うかもしれませんね。
だって新聞なんて家を出る前か通勤中、始業前に読むものでしょ?
まさかそれが仕事とは思わない。。。
今のその習慣そのままで公務員をすればいいんです。
そしたら残業なんて発生するはずがないんです。
だから僕は、仕事が半日で終わってました。
残り半日は自分がやりたい仕事をやっていましたよ。
もちろん知事ミッションがらみです。
それでも勤務時間内に余裕で終わるので、残業はデスクを整理し雑巾で拭く2分ほど。
速攻で堂々と帰っていました。
ほかにも民間企業出身者の仲間達は、仕事は昼で終わると言っていました。
それほど民間企業出身者からしたら、公務員は非効率な組織なんです。
楽と言うよりじれったいかもしれません。
誰も言わない公務員の休みやすさは?もしかしてこれも楽勝なの?
こんな調子だから、バリバリ働きたい人は物足りなさ過ぎると思います。
ところで、今まで30年社会人やってきて最も簡単に気兼ねなく当日欠勤ができるのも公務員でした。
「あ~~~~今日は体調がしんどいわ~」という時は、朝メール(電話はみんな5分前出社なので遅くなる)をすればOK。
まあ、あまり使わないほうがいい手ですけどね。
ただ、自分の仕事をしっかりやっておけば、こういうことも簡単にできてしまうんです。
そんな公務員ですが、やっぱり向いている人と向いていない人はいると思います。
公務員に向いている人は?
自分の夢やエゴより家族のことを第一に考える方には、これほど最高の仕事はないと思います。
もちろん国民のことも考えてくれないといけないんだけど、残念ながら考えていない人ばかりなんだよなぁ、、、
年収600万円~800万円でいいから定年まで継続した収入が欲しいという方にはぴったりです。
おまけに上がり続け、定年時には800万ほどもらえるのではないでしょうか。
退職金も年金もしっかり出ます。
友達や親戚が民間企業でリストラに遭ったり、よくても役職定年になり、年収もどんどん落ち続け、定年後、運よく半額の収入で再雇用されている中、公務員のあなたは定年までずっと収入は上がり続けるでしょう。
そういう意味で言えば、多くを狙わない人や家族のために自分は堅実にいくんだという方には、最高の職場だと思います。考え方は人それぞれ。
どっちでも立派だと思います。
公務員に向かない人は?
逆に公務員に向かない人も居ます。
野心家タイプの人です。
人生で何かどでかいことを一発やってやろうと思っている方や、起業したい人には向かないし、働いていること自体が拷問になります。
それに「俺は年収1億の男になる!」なんて人は公務員では無理です。
公務員に向かない人は、自由に自分がやりたいことをやって大きく成功したい人。
自分の能力を世の中に生かして大きな収入を得たい人。
(世の中に生かしても収入が低くてよければ公務員は向いています)
曲がったことが大嫌いな人。
・・こういう人は、公務員になったら精神状態を狂わせますよ。
公務員になると、逢いたくない人(その地方自治体に居る変な人たち・・本当に変なご意見番的な自称市民・県民の代表がきます)の相手をしないといけませんし、腐った県議会議員・市議会議員とも遭遇します。
見てはならなかった現実も見てしまいます。
そういうことに真面目に向き合わないで軽くかわし、正しい行政のために粛々と真面目に仕事をできる人。
そういう人が公務員に向いています。それに、強烈な縦社会です。
・・公務員に転職して後悔した!という書き込みが多くあるのは、こういうことに向かない人だと思います。ちなみに僕も向かないタイプでした。
1つ簡単な公務員転職向き不向きを判断する基準を紹介します
公務員は資料やパワーポイントを、わざと文字をたくさん使って、県民や市民が見ても分かりにくいようにします。
民間企業でのプレゼンや資料は逆ですよね?
難しいことを簡単に誰でも分かるようにするのが民間企業で仕事ができる人。
民間企業ではそういうノウハウも求められてきたと思います。
しかし、公務員は全く逆です。
簡単なことを難しく表現するのが公務員です。
行政のHPに貼ってあるパワーポイントなどを見てください。
1枚のパワーポイントにびっしりと図と文字が入っています。彼らはそれが普通なんです。
そして、部下が作りこんだ資料を、上から下、隅々まで全ての文字に蛍光ペンを引きながら読んでいき、「てにをは」や誤字脱字までを全部チェックすることが上司の仕事です。
言い換えれば文章を最後まで根気強く読めない人は、生理的にちょっと向いていないかもしれません。
他にもあります。例えば、「私は●●です。」。・・・・この「。」。という表現は変だと思いますか?
正直変ですよね? でも実は公務員ではこれが正しいのです。
公文ではこれが正なのです。
こういうことや「てにをは」、誤字脱字ばっかり見て指摘してきますよ。
公的文書なので仕方がないのですが、肝心の中身に全然進みません。
今日開催した会議の復命(議事録的なもの)が目の前の課長に届くのは1週間後なんてざらです。
あなたがいまいる会社では、その会議の直後にはメールで送っていますよね?
・・それができないのが公務員です。
「まじかよ、、はああ。。。」とため息が出ます。これが公務員です。
でも逆に言えば、これらの変な習慣さえ我慢できれば、ブラックどころかホワイト民間企業よりずっとず~~~~っと楽です。
つまり肉体的には楽。精神的には結構しんどい。精神的なしんどさは民間企業と変わりません。
だいたいイメージはできましたでしょうか?
ところで自分が向く、向かないは別として、まずは合格しないといけませんよね?
実は新卒で公務員試験にチャレンジするより、社会人を経験してからキャリア入社するほうが簡単なんです。
それを知らない人が多すぎて、自ら道を断ってしまいます。
なぜ合格しやすいかというと、選考が教養試験だけではないからです。
社会人経験者には、その人が(あなたが)所属していた業界の専門性があります。
そして公務員にはいないキャラクターがあなたにはあります。
実際、民間企業からの採用は一般教養ではなく、それまで真面目にコツコツやってきたキャリアが評価されます。
そのためには、せっかく身につけた知識やノウハウをアウトプットする訓練が必要になってきます。
なぜなら、論文やプレゼンで表現しないといけません。
そういうことも当サイトの「社会人経験者の公務員転職」シリーズで書いています。ところで、、、
一口に公務員と言っても、国家公務員、都庁や県庁、市役所や町役場のどこに入ったほうがいいのでしょうか?
ハイキャリアという点では、やっぱり国家公務員(それも上級)がです。その点、受験の難易度も高くなります。
そして都庁や県庁、市役所に続きます。
では、働きやすさという点で言うとどうでしょうか?
市役所が断然働きやすいです。市民と直接触れ合う機会も多く、なんともローカルなアットホームな雰囲気で働けるからです。
僕は県庁職員でありながら、唐津市役所に席をつくってもらっていました。まちづくりが業務だったからですが、市役所に行くときはルンルンでしたよ。のんびりしてて気のいい人が多くて楽しい!
これが国家公務員や都庁となると違ってきます。
職員のレベルも高いし、県民と触れ合う機会が少ないため、発散する機会がありません。アットホームとは言いがたいですね。
それに、国家公務員は都庁や県庁職員に威張ってきます。
都庁や県庁職員は区役所や市役所の職員に威張ってきます。変な縦社会ですよ。
でも、僕が今度公務員になるなら絶対に市役所職員です。
何と言っても大らかな雰囲気が好きです。
変な転勤もあります。
国家公務員の落ちこぼれは県庁の本部長などいいポジションで転勤(左遷のようでそうではない)があります。
僕がいた県庁でも20代の国家公務員の女の子が課長としてやってきました。
部下は30代、40代のおじさんたちです。
県庁で副課長だった人も市役所へ行くと、部長で迎えられます。
こんなのはしょっちゅうです。
入った時のポジションで勝負は決まっているのです。
踊る大走査線そのものですよ。
でもあえて言いたいです。
人間らしく心を病まないで長く勤めたいなら、市役所か田舎の県庁くらいがいいですよ。
給料はそんなに変わらないんだから。
公務員転職成功のため30代・40代で論文試験に挑むための準備は?
★最短距離での合格はやはり塾。
その中でも経験者の僕が激押しする塾はここ・・授業料は他の資格と比べてそんなに高くないし、合格者実績がずば抜けています。
ひねりがききまくった一般教養が心配な方はお考えください。
独学派の場合、長い人は3年以上合格できませんので、通信制の塾はとても良い選択肢だと思います。
独学でもいいんですが範囲が広すぎて。。教養試験の傾向と対策は塾のほうが圧倒的に優れています。
教養試験は独学で自信がある!と言う方には不要ですが、HPの中には合格した方の声も豊富に載っていますので参考に一読してみてもいいかもしれません。】
※ここは当サイトで実績を分析し、唯一おすすめしている公務員予備校です。
後半が気にある方は引き続き・・・僕のことですが、経緯や高校卒業間近に公務員受験で全滅した過去、公務員になることで受けられる魅力なども書いています。
ご興味がある方はお読みください。
4/5追記 【ネクストキャリア2.0】で一番押している公務員転職ですが、2/3に【2020年度国家公務員採用試験の施行計画】が人事院より発表されました。 これは、当サイトが対象としている社会人経験者ではなく通常採用ですが、今年は昨今の国内外情勢を考え、採用数が増加されるというニュースもありました。 ブックマークして、社会人経験者の採用も日々チェックしておいてください。公務員転職攻略シリーズは、豊富に掲載していますので、受験したい方は是非参考にしてみてくださいね。(地方自治体もこれに倣うはずです) 社会人の皆さんへ(中途採用に関する情報・Q&A)|国家公務員試験採用情報 追記終わり |
①僕が公務員を受けるようになった経緯・・転機
ずっと読んでいただいている方は、僕の最初の転職先が公務員「佐賀県庁の正職員」だったのはご存知だと思います。
民間企業(マクドナルド)から公務員に転職したんです。それも40歳で。
当時は家族の事情もあり、転勤だらけ(退職するまで14回転居)のマクドナルドでの勤務は難しい状況になっていました。
元妻はポジティブについてきてくれましたが、娘は小学校を3回転校。息子も幼稚園を2園。
子供たちは仕方ないものと思ったのか態度には出しませんでしたけど、もう可愛そう過ぎてたまらなかったのです。
だから早く出世して、九州に定着できるフランチャイズオーナーを目指して頑張っていたのですが。。
当時の不況のあおりで「フランチャイズ制度凍結」と会議で発表されました。
そこを目指していた僕にとっては、まさに青天の霹靂。「なんなんだよそれ」「何のために死ぬ思いして頑張ってきたんだよ」。もちろん大好きなマックだったので続いたのですが、何か手を考えないといけない状況になりました。
最初に考えたのが自分でパン屋か何かの飲食店で独立開業するというものでした。
色々なパン屋さんに行ったりオーナーさんと話したり、パン屋開業コンサルタントとも話したりしました。
お亡くなりになったビゴさん(毎回ハード系パンの人気1位ビゴの店の社長でフランスパンを日本に初めて持ってきて広めたフランス人)とも1時間ほど話したんですよ。
ビゴさんにはこう言われました。「きみは今から5年間イチから修行して2500万円出して開業し、軌道に乗るまでは部下より給料が低いことに耐えられるか?」「それほど厳しいんだよ」・・・
うーーーーーん、、、かなり考えさせられました。いろいろ考えて、フランチャイズ以外の起業は自分には向いていない。家族をそれで食わせることはできない。という結論に至りました。かなり考えが甘かったんですね。
でも、マックのフランチャイズはできないって。。。まさにどん詰まり状態でした。
そういう理由で九州に定着できる企業に転職するという選択肢しか残りませんでした。
②転職することに決めたあと・・なんと公務員の求人が!
そして転職活動をスタートしたのですが、何からはじめていいか分からない。とりあえずネットでググッてみることに。
そして転職サイト「リクナビネクスト」にたどり着いたんです。
いくつものサイトに登録しながら思ったんです。「まずは自分の棚卸し」をしないとサイト登録はおろか職務経歴書すら書けないと。
結果、転職活動が進まないことになると。
そこで自分のキャリア棚卸しをしたんです。
ワードにやってきたことをアウトプットしまくったんです。
そして整理して職務経歴書にして、転職サイトに登録しました。そしてリサーチ・・・
たくさんの企業が求人を出している中でひときわ目立っていたのが「佐賀県庁 民間企業出身者5名 Iターン大募集」
・・つまり佐賀以外で活躍している民間企業の社員を5名採用して行政に新しいものを運んできてほしい、新しい血を入れたいというものでした。
③皮肉なことに、僕は教養試験では全滅だった過去があります。
公務員と言えば・・・一瞬僕は怯んでしまいました。
なぜなら、高校3年の時に県庁や市役所、郵便局など5つの公務員試験を受けたんです。
夏休みから物凄く勉強したのでちょっと自信がありました。
しかし、、、全滅でした。
あまりにもひねりが効きまくってる、当時の一般教養では僕の準備では足りなかったんです。
とはいっても、就職は全部締め切り!・・どうしよう?と思った挙句選んだのが大学進学でした。
(超貧乏家庭だったし、、まさか大学に行くとは思ってもいませんでした。)
でも、一応、高校の成績は良いほうだったので推薦で地元の大学にいけたんです。
そして民間企業へ就職。
ところが、何の運命の皮肉か、民間企業を経験してからの公務員転職は、案外楽勝だったんです。
選考基準の優先順位が教養試験ではなく、民間企業での仕事ぶりだったからなんです。
④どうやったら公務員転職成功できるの?
申し込みには4枚(詳しい職務経験1枚含む)のレポートを出すことが求められていました。
2次試験ではもう1枚のぶっつけ本番レポート。計5枚のレポート作成というアウトプットを求められました。
例えば「佐賀県が今後生き残るためにはどうしたらいいか?」本番は「行政のコスト削減策アイデア」こんな感じの課題でした。
公務員の民間企業出身者募集はいまや普通ですが、当時は珍しいものでした。
入庁して人事部の仲のいい同僚や課長から聞いたのですが、「本当にこんなところに民間企業の人が応募してくれるのか悩んだ。めちゃ心配だった。」と言っていました。
まさに賭けだったんですね。税金使ってやるのだし。
求人出したら300名以上が応募。嬉しい悲鳴で相当焦ったらしいです。
2次試験まで残り、2次試験ははっきり言って楽勝でした。
合格した理由は「インプットとアウトプットの訓練を毎日続けてきた」ことと「今の仕事にしっかり取り組んでいる」こと。この2点です。
一般教養試験だけで民間企業出身者の合否を決めるわけではなく(それだったら民間からとる必要がない)、むしろ民間企業での経験とアウトプット力が重要なんです。
自治体によってはプレゼンも求められるみたいです。
*一般教養で地頭を試す地方自治体は多いので、当然勉強はしてくださいね。上記2点+一般教養です。一般教養はふるいにかけるために行われます。
⑤公務員の魅力
そんな公務員の魅力は何と言っても下がりにくい収入と安定ですよね。身分保証。
マクドナルドでの最終年収は960万円で公務員になった途端に650万円まで落ちました。
当時はかなりがっかりしたんですけど、今でも40歳なら650万円以上あると思います。
対してマックは?今いくらなんでしょう?
聞いた話だと今は店長でも400万~500万だって!
それに僕の同期で残っている人は0人!
マックだけでなく、どこの企業でも収入はがた落ちしているのが現状です。
おまけにいつリストラされるか?
公務員も50歳過ぎれば早期退職制度がありますけど、あくまで本人希望ベース。
50歳過ぎて飛び出す勇気がある公務員はほとんどいません。
それに、何かやらかさない限りクビにはなりません。身分が保証されているんです。
おまけにこの前定年退職した先輩が引き続き出勤して働いてる!
なんて光景も目にします。まだまだ天下り的なものも存在しているんですよ、実は。その先輩、30分に1回はタバコ吸いにいってました。相当暇らしいw
定年も65歳まで延長される可能性が極めて高いです。(法案は提出済み)
一般企業の定年後の勤務というと、定年でいったん退職後、半額以下の収入で再雇用みたいな感じですよね?でも、公務員はそのままか恐らく上がるでしょう。
ボーナスは「勉強代」という名目で年に2回確実に出ますし、退職金も出ます。2年で辞めた僕にも出たくらいです。
副業は禁止だけど、ブログ書くくらいならいいんじゃない?将来への準備の意味も込めて。投資は何か言われる筋合いもないしやってる人は多いです。
福利厚生もよく、びっくり特典まである公務員。
いま失業中の方や家族のことも考えて安定した職場に転職をしたいと思っている方は公務員という選択肢がありますよ。それもかなり多く。
毎年6月~8月に募集開始です。各行政機関のホームページを覗いてみたらいいと思います。
財務省、厚生労働省、経済産業省、農林水産省などの本省の国家公務員や都庁、県庁、区役所、市役所などの地方公務員。たくさん募集しています。
おまけに複数応募OK。
興味のある方は今から十分時間があるので考えてみるのもおおいにあり!だと思います。
⑥公務員試験までの準備
そのための準備【時事のインプットとアウトプット訓練・・ブログにもできますね】【教養試験の勉強・・自力でやる自信がないなら通信教育や学校で】【今の仕事の成果などをまとめた「自分の棚卸し」】を進めてくださいね。・・今の仕事を頑張っていないと自分を売り込めません。
インプットとアウトプットの習慣は公務員だけでなく、どこの企業でもかなり役立ちます。
1年前に書いたページも今日書き直しています。もっと踏み込んだびっくりエピソードも。自分には無理~と思わず。意外と楽勝でしたよ。民間企業出身者の募集をまとめたリンクも貼ってあります。興味がある方は覗いてみてくださいね。
また、各地上自治体や国家公務員がまっさきに募集を掲載するリクナビネクストやビズリーチは登録しておいてください。
募集開始されたら求人が掲載されます。見逃さないようにしてくださいね。
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