
(2025年4月16日投稿)
「自分のキャリア設計を考え、プロパーで働いていた会社から転職したけど、、、上手くいかず短期間で退職。今は絶望と焦り。」「家族もいるし自分も40代だし今後どうしよう。妥協して違う分野で収入落ちてもとりあえず再就職するしかないかな。。。」
おはようございます。
ネクストキャリ実現コーチのがみさんです。
今回は、当ブログ「ネクストキャリア2.0」からメールでご相談があり、単発セッションを申し込まれた40代男性(会社員)のご紹介をします。
結論から言うと、この方は今では新しい会社に再転職して生き生きと活躍され、ご家族とも仲良く公私ともに幸せな状態になっています。
40代に限らず、初転職って結構勇気要りますよね。
何しろ初めてのこと。失敗したら、後悔したらどうしよう。。。
そんなあなたに勇気を与えてくれる体験談です。
ちなみに上の写真はご本人ではありませんが、このページでご紹介する40代男性も、写真の男性のように笑顔が素敵な爽やかな男性です。体型もスマートで清潔感溢れる方ですよ。
匿名希望の為、「40代男性」ということにしておきます。
40代初転職失敗⇒頭を切り替え再転職活動⇒大成功転職した素敵なパパ
この順番でご紹介していきます。↓
- ご相談の経緯(セッション申し込みに至った経緯)
・プロパーとして働いていた1社目から転職を決意した経緯
・40代で初転職したものの大失敗!!しまった!焦りと不安、、、短期間で退職
・全く活躍できなかった2社目(初転職先企業)
・初転職の会社退職後と再転職活動中の不安
・再転職活動中に進めていたこと - ネクストキャリア2.0経由でがみさんに相談、セッション
・セッションの中で特に印象に残った内容
・セッション後に40代男性が意識して行動したこと - 40代男性が、今、取り組んでいること・考えていること
- 他にセッションでアドバイスしたこと(読んでいるあなたにもお伝えしたいこと)
- まとめ
- ネクストキャリア2.0を実現されたクライアント様紹介ページ
40代男性からのご相談の経緯(セッションに申し込みに至った経緯)
2024年6月の中旬頃、この40代男性からご相談のメールをいただきました。セッション依頼も同時です。
この方はご結婚されており、奥様とお子様が3人いらっしゃいます。責任ある立場で、相当焦り、悩んでいたと思います。
ZOOMでお会いした時は、笑顔が素敵で悩みを表に出さないようにしていらっしゃるからなのか、話してみてその狼狽ぶりに驚きました。
内容は「人生を軌道修正したい」ということでした。
深刻なご相談でしたが、40代男性は、自分で考えたことをしっかり行動に移されていました。
責任感が強く、とても誠実な方という印象を受け、セッション後の定期的な進捗報告でも誠実さが伝わってきました。
いま振り返ってみて、この方が再転職に成功した大きな要因は、誠実さと決めたことをしっかりやり続けたことが大きいと思います。
あと、奥様がご理解があり、応援してくれたこと。焦らせなかったこと。・・・これは意外に大きいです。焦らされると変な転職をしてしまいます。
セッション前までの経緯
ネクストキャリア2.0は、結構読んでいただいていたみたいです。
セッションに至る前に彼がたどってきた経緯を少しご紹介します。
プロパー(生え抜き)でいた会社でも比較的順調でしたが、今後のキャリア設計を考えての前向きの初転職だったようです。
ちなみにセッションの時には、初転職の会社は既に退職されていました。
✅は私(がみさん)がアドバイスした理由、考えです。
プロパーとして働いていた1社目から転職を決意した経緯
新卒で入った1社目は20年勤務されたようです。箇条書きで共有します。
・伝統的な上場企業に長年以上勤めていた。いわゆるメンバーシップ型の総合職で営業。
・多分評価は悪い方では無かった。同期で一番では無いが30代で管理職待遇になれた。
・その後、営業から広報へ異動。自社が紹介され、良い評判を得られた経験が楽しかった。
・その後コロナ禍に突入し会社は経験が無かった位の赤字に転落。
・希望退職でグループの多くの先輩、同僚、後輩が会社を去った。
・自分は対象では無かったが自分のキャリアに専門性が足りないと感じ今後が不安になる。
・ジョブ型で専門性を上げ経験を積むため挑戦したいと思い初の転職活動に踏み切った。
✅同じような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
✅今の情勢では、同じような会社は非常に多いと思います。僕の時も同じような状況でしたよ。
40代で初転職したものの大失敗!!しまった!焦りと不安、、、そして短期間で退職
1回目の転職活動は以下のような経緯で入社し、退職されたそうです。
・業界は絞らず10数社程度受け2社面接に進んだ。そのうちの1社から内定を得た。
・1社目(今まで働いていた会社)で異動の内々示があり、異動先で転職活動を続けるのは困難、退職しづらくなる
、自分の好きな仕事が続けられないと考え、内定を承諾。
⇒今思えば焦って内定を承諾しすぎた。
✅失敗したくない40代。気持ちはわかるけど、焦りは禁物です。判断を誤ります。
全く活躍できなかった2社目(初転職先企業)
・比較的歴史は浅く、業界も規模も全く異なり、転職者も多く入れ替わりも激しい会社。
・結果的にここではアサインされたタスクが自分の経験が活かせる内容ではなく、仕事の進め方やカルチャーもフィットせず、持ち味を全く活かすことができなかった。
・入社後1か月あたりから疎外感を感じはじめる。その後、周囲からは露骨に厳しい視線や冷たい態度を向けられる日々。
・全く眠れない日々が続き、「このまま続けると心身に支障を来す」と思い、悩んだ末、最終的には会社と話し合い数か月で短期離職を決断。
✅僕は地方公務員転職(40歳)が初転職でしたが、同じように疎外感を感じ、非常に悩みました。入社1か月あたりというのも同じ。だから彼の気持ちはよく分かります。
初転職の会社退職後と再転職活動中の不安
辛い毎日からは解放されたが、再転職活動中は常に不安との闘い。
・2社目で自分の経験が全く通用しなかった事実による自信喪失。
・「40代 短期離職」とインターネットで調べるとネガティブ情報ばかり。
・仮に再転職できてもまた再度短期離職になったらどうしようという不安。
・生活費や学費はもちろん、住民税や社会保険料の支払いなど家計面の不安。
・離職期間が1日1日と増え、また正社員として通常の生活を送れるのか不安。
✅次を決めずに退職した場合、上記のような不安はつきまといます。かといって、心身壊してまで居続けるのもよくないです。
✅決断は慎重に!焦りは禁物です。ご家族の理解も超重要です。
再転職活動に進めていたこと
再転職活動は、このように進めていらっしゃったそうです。不安がそうさせたと思いますが、行動をしていたのは凄いと思います。
・前回の失敗から業種をしっかり絞り込んで経験が活かせそうな募集を探した。
・その分、応募できる数自体が少なく、選考が進まないデメリットがあった。
・エージェントは3社程度、応募数を上げろとせかされたが耐え自分のペースで進めた。
・ハローワーク主催の氷河期世代向けリアル転職セミナーや合同説明会にも何度か足を運んだ。
・経験してきた職種では書類が通らず、未経験職では3社ほど応募依頼は来た。
・しかしながら年収大幅ダウンの内容ばかり、応募自体は躊躇した。
・離職期間が長くなるが、経験職で年収最低維持を探すか年収大幅ダウンでも職に就き、離職期間を短くするか、を天秤にかけていた。精神的にはギリギリだった
✅行動自体は素晴らしいですが、ここで焦りと不安のあまり希望外職種や年収等で妥協して、また後悔の転職に至らなくてよかったです。セッションを申し込まれて本当に良かったと思います。
✅いま同じような状況にいる方に言いたいのは、自分一人で悩み続けてはいけないということです。転職成功した方、同じような状況を乗り越えた人に相談してみることをお勧めします。じゃないと、後悔する可能性が高いです。
ネクストキャリア2.0経由でがみさんに相談、セッション
✅ご相談いただいて本当に良かったと思います。もっと早ければ更に良かったんですけど、結果的に再転職成功につながったので、ギリギリのタイミングでした。
上記のような頃にがみさんのブログ(ネクストキャリア2.0)を見つけ、熟読し単発セッションを依頼。
理由:同じような年齢の時に、自分よりも壮絶な人生、そしてそこからの這い上がり方が書かれていたたため。
セッションの中で特に印象に残った内容
※2社目での経験は「環境に合わなかっただけと割り切れ」とアドバイス。
✅その環境にたまたま合わず悩んでいる方が本当に多いです。民間でも公務員でもたくさんの方が同じ悩みを抱いています。
もしまだ辞めていない人は、いったん休職して傷病手当で生活しながら余裕をもって次を検討する等の方法もあります。
※自分を承認し続け許すインサイドアウトの人間になる。
✅周囲からの影響、経験していない人からの無責任なアドバイス、無責任なネット情報等、自分の勝手な思い込みに振り回されないように!とお伝えしました。
※世の中に求められているものを探し、常にスキルアップ。・・スキルアップに全力を注げ。
✅求められるスキルを追加で持つことは、今後の転職活動で益々重要になります。僕が45歳、49歳で好条件転職できたのも英語を猛勉強した結果です。失業中でも転職した後でも、スキルアップ、リスキルは超重要です。
※年収50%となったら、そこがベースとなる、安易に焦らず妥協した転職はするな。
✅転職すると、その時の年収が今後のベースになります。だから、出来るだけ年収はあまり落とさないように!40代ならまだまだ可能です。
※40代、特に面接は見た目が10割。
✅見た目のケア(清潔感、体型、におい、爪、髪などのケア他)は超重要です。特に40代(30代でも)以上は、見た目から受ける印象が結果を大きく左右します。
※メラビアンの法則を説明しました。
メラビアンの法則:人が人から受ける影響割合。↓
・・視覚(見た目)から受ける情報、影響、印象・・・55%
・・聴覚(話し方)から受ける情報、影響、印象・・・38%
・・言語(転職で言うと、成果、キャリア、何ができるか?等の中身)・・・7%
※いくら履歴書や経歴の中身を詳しく述べようとも、相手が受ける印象は、たった7%です。
それよりも、見た目や話し方など表面的な印象で面接官は判断してしまいます。・・93%!!!
これは、実際に転職先で仕事を始めてからも仕事の成果や周囲とのコミュニケーションに大きく影響してきます。
だらしない印象で、不潔感が伝わってくる相手からどんなに立派なことを言われても全然伝わらないということです。
※40代だけでなく、30代でも50代以上でも全く同じです。今から転職する方は、特に見た目のケアと話し方(声のトーン、スピード、聞きやすさ等)は意識しましょう。
※3か月後の活き活き働いている自分を想像し紙に書いて宣言する。
※そのために何をするか、行動に移す。
セッション後に40代男性が意識して行動したこと
彼は決めたことを着実に行動に移し続けました。また、定期的に報告もくれました。↓
・選考が進まず、離職期間が長くなることを恐れ、年収大幅ダウンでも職に就くことを優先しようと考えていたが、がみさんのアドバイスで踏みとどまった。
・その後も見極めながら応募先を探し、応募通過⇒2度の面接に通り、結果的に理論年収は1社目と同程度で3社目の
内定を取れた。
【再転職活動中の具体的な行動】
・日々、エージェント経由の応募企業をチェック。
・朝は寝坊せず働いていた時と同じ時間に起き、夜更かしせずに寝る。
・経験職に関する知識のアップデートやオンライン英会話、会計、SNS運用の勉強。
・毎朝ウォーキング、昼はジョギング、筋トレ、家事を行い体型など見た目を磨く。
・毎日、日記を書く。感謝の日記を書いていた。今日あった些細なことなど。
・・不安が襲ってきたときはジャーナリング(書く瞑想)を行い、自分の心境をただ書きなぐる。
・面接が決まった時は面接の練習、台本を作り鏡の前で何度も練習。
・応募企業の研究、ニュースや業界、競合チェック、サービスを提供している場合は実際に自分も使ってみる。
✅40代男性が再転職活動中に行動してきた内容を見ると、「好条件の内定をもらって当然!!」と思います。
40代男性が、今、取り組んでいること・考えていること
✅再転職に成功し、彼は新しいで生き生きと働いていらっしゃいます。
・(再転職した)3社目は1社目と似た伝統的な企業で、似た雰囲気を感じ経験が活かせている。
・広報マネージャーとしてメディア対応やHPのリニューアル、SNSを立ち上げ運用を行っている。先日も某有名番組に取り上げてもらうことができた。
・社内でも色々な部署から相談を頂くことが増え、コミュニケーションが取れている。
・今の仕事に加え経営戦略にも通じる新たな役割を期待されており、新しい分野の知識をつけるべく、書籍やオンラインセミナーを受け実務に活かそうと考えている。
・今思い返すと、がみさんに言われた通り「環境」は大事だということ。2社目でも同じように努力はしていたつもりだが、全く異なる結果となっている。
・現職でも未経験分野の取り組みが多くあり、勉強すべきことは多岐に渡るが、職務経歴書に書ける項目が増え、給料をいただきながら実務経験が積めると思うと大変ありがたく感じる。つまずきはあったが、もともと専門性を高め「挑戦」したくて転職した。
セッションでもあった通り自分を承認し続け今後も常にスキルアップを図り、どんな環境に陥ろうと求められる人材であり続けたい。
✅素晴らしいですね。内定の報告をもらった時は、自分のことのように嬉しかったです。今後も大活躍してほしいです。
✅環境って本当に大事!!同じ仕事をするのに環境が極悪だったり、足引っ張りがいたり、、本当ですよ!!特に中途入社組が多い会社には、悪い意味で信じられない人もいます。
✅他にセッションから言い続けたのは、ご家族への感謝です。それも目に見える形で。再転職に成功出来て、ご家族もとても喜んでいると思います。僕もホッとしました。
他にセッションでアドバイスしたこと(読んでいるあなたにもお伝えしたいこと)
・彼に限らず多くの相談者から受けることがあります。それは、転職したら気づくプロパーでないことのデメリットを考えていないということです。(僕も転職して初めて気づきました。)
プロパー(生え抜き)でいた会社では、あなたのことをよく分かってくれている上司や同僚、部下が多いので、少々のミスなどは多めに見てくれます。また、フォローしてくれます。
転職したら、それがなくなるということです。つまり、表面上だけでなく本当の味方がいない。
中途入社組は常に注目されています。特にプロパーより収入が高い人。中には足引っ張りや陰口を言っている人が転職先には数多くいます。
・40代以降の転職は1回とは限らないということ。だから、40代男性がしているように、スキルのアップデート、新しく身に着けたスキルや人脈は、転職サイトに追記しておくこと。(超重要!!)転職できても転職サイトを退会しないでくださいね。49歳の時の僕のように、思わぬオファーが来たりしますよ。
・キャリア採用だと思うが、採用決定者は誰?と聞きました。何故なら、いち人事部員や人事課長の採用と社長や幹部からの採用では職位も収入も倍ほど違うからです。30代以上のキャリア転職では、採用決定者は確認しておきましょう。
・最初は既存社員、文化に馴染むことが優先。自分を出すのは3か月目くらいから。コミュニケーションスタイルは時として妬みを買う。分かってもらえないということもお伝えしました。
他にも以下のようなことを確認しました。
・家計簿はつけているか?
・生活レベルを落とせるか?
・再転職成功しても、落としたままのレベルで生活すること。
・50代の転職は尚キツいので、40代で転職できた会社に50代以降も居続けるイメージを持つこと。
・健康第一だということ!!50代になると、40代の倍以上、体調悪化や体力低下を痛感します。フィジカルが落ちるとメンタルも落ちます。健康には十分気を使い、自分を一番大切にすること。
✅以上もお聞きし、意識した方が良いことはお伝えしました。いま読んでいただいているあなたにも強くお伝えしたいことです。
40代初転職失敗⇒再転職大成功まとめ
このページでは、20年間プロパーで勤めた会社から初転職したものの退職され、その後、再転職で大成功した40代男性をご紹介させていただきました。
彼の失敗例、成功に至るまでに行ったことは、今転機にいるあなたにとって、とても参考になると思います。
あなたがもし一人で悩んでいるのなら、このページで紹介した40代男性や他のネクストキャリア2.0を実現された方の記事、ネクストキャリア2.0で紹介している人たちの事例を是非参考になさってください。
そして、私でも私でなくても、(転職や起業など、ネクストキャリア2.0を実現された)方に相談してください。
人生がかかっていますので、ここは躊躇するところじゃありません。なりふり構わずでもいいので、自分とご家族のために、誰かに相談!忘れないでください。
ネクストキャリア2.0を実現されたクライアント様紹介ページ
ネクストキャリアを実現されたクライアント様をタイプごとにご紹介しています。
・公務員早期退職⇒起業
・公務員⇒起業準備中
・民間企業⇒民間企業に好条件転職
・民間企業⇒起業実現
読んだら勇気が出ると思います。
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