(2022年11月11日更新投稿)
『俺ずっと今の仕事をただただ頑張ってきただけ。仕事の勉強はたくさんしたけど、学校でやってたような一般教養の勉強なんてしてないよ。公務員試験大丈夫かな?』
おはようございます。【ネクストキャリア実現サポーター】でライフコーチのがみさんです。
あなたが来年、公務員試験に社会人経験者として転職を考えているのであれば、冒頭のような疑問があるかもしれませんね。
でも心配しないでください。
皆そうなんです。
というか、冒頭のように『今までずっと同じ仕事をこつこつと、勉強もしながら継続して来た人』こそが、公務員として求められる人です。
私が40歳で公務員転職した際もそうでした。そして、今もそうです。
その理由も含めて書いていきます。
公務員転職の一般教養対策:30代40代社会人経験者の場合は?
まず最初に、何故わざわざ行政機関が、民間企業出身者を公務員として採用したいのか?その背景を考えてみましょう。
代表的なものが下記になります。
■既存の公務員の中にできる人がいないから。
■既存の公務員では限界を感じているから。
■既存の公務員では県民や市民に対してリーダーシップを発揮できないから。
・・少し挙げただけでも上記のような理由があります。
では、既存の公民では何をできないのでしょうか?
答えはリーダーシップを発揮して、専門的に成果を出せる人が、全ての分野でいないから・・ということです。
公務員の仕事は本当にいろいろなものがあります。
ひとくちに行政サービスといっても、あなたの周囲にたくさんの行政サービスが転がっています。
言ってみれば、どんな分野でも公務として行政サービスとしてやれることは数多くあるということです。
今は行政サービスも、民間企業に移行しているものが数多くありませんか?
ということは、あなたが頑張って長年培ってきた専門的なノウハウは、行政機関のどこかで生かせることになります。
当サイトで書いてきた、30代、40代の社会人経験者が公務員に転職できる要素の中にキャラというものもあります。
専門性を発揮しながらも、あなたのリーダーシップで行政改革を発揮できるのであれば、民間企業から採用する甲斐があるというものです。
また、新しいアイデアも欲しています。
これらを発揮できる人が、既存の公務員の中にいないから、財政に危機感を感じている行政機関が、あなたの力を必要としているのです。
『じゃあ、その専門性だけで合格できるじゃん!』
もしかしたら、あなたはそう思われるかもしれません。
しかし、社会人経験者の公務員試験でも一般教養試験があるところは多いのが現状です。
なぜだと思いますか?
理由を説明します。
私が入庁したのは県庁なので、県民という表現をしますね。
- 社会人経験者でも公務員の一次選考で一般教養試験がある理由
- 公務員転職の一般教養試験で有利になるには?
- 公務員転職の一般教養試験対策まとめ
社会人経験者でも公務員の一次選考で一般教養試験がある理由
彼ら行政機関は、税金を使って県民や市民に公言して採用活動をしています。
県民のお金で採用活動をし、県民のお金で採用した人に給料を払います。
そこで採用される人が、専門性を発揮できないと困るわけです。
また、行政改革をしてくれそうなエネルギッシュな人じゃないと、これまた困るのです。
変な人を採用したら、猛烈な行政バッシングが待っています。
しかし、数多くの応募者の中から、そういう人を選出するのは至難の業です。
だから、少なくとも一般的な公務をできる人なのか?
持っている専門性を、行政機関で再現してくれそうな人なのか?
を、一般選考で見て、ふるいにかけることになります。
応募者が多い地方自治体ほど、その傾向が強いです。
地頭がよいとかではなく、少なくとも一般的な行政業務ができるのか?
ここを見たいのです。
選考基準は受験する地方自治体など行政機関によって様々だと思います。
あなたが応募時に提出する職務経歴書や論文を見て、すでに興味をもたれている場合は、一般教養はそんなに重視されないかもしれません。
実際、私が受けた県庁では、一般教養は小学生でもできるような足し算でした。
99%それまで培った専門性とキャラで判断されました。
同期も全員同じです。
何点取ったから合格。
上位5人が合格。
・・というような単純な線引きではないんですね。
だからといって、一般教養の対策をしないのは、典型的なヤマ師の感覚です。
万全を期すためにも、一般教養対策も頑張れる人じゃないと、まず採用されないというわけです。
公務員になってみると分かるのは、既存公務員はやっぱり頭が良いということ。
彼らと話し、説得し、リーダーシップを発揮するには、少なくとも彼らと話ができるほどの基礎学力は必要になります。
実際公務員として働いてみると、面倒くさくてやっかいな公文の書き方や復命の仕方。
施策の書き方など、『てにをは』まで細かくチェックされます。
その時点で止まっていては、肝心の専門性やリーダーシップは発揮できないということになります。
だからこそ、一般教養試験を行うのです。
一般教養といいますが、公務員試験はひねりが効きまくっているので、やはり訓練は必要です。
社会人の場合は、働きながら通信制の塾で効率よく学ぶのが賢明でしょう。
よく会社を辞めて勉強する人がいます。
しかし、私はそれはあまりおすすめしません。
なぜなら、せっかく持っている旬な専門性が失われていくからです。
働きながら勉強も同時進行している人の方が、実際有利です。
採用側も、いままさに活躍している人を採用したいのですから。
ブランクは1年が限度でしょう。
それでは、一般教養試験で有利になるにはどうしたら良いのでしょう?
気になりませんか?
公務員転職の一般教養試験で有利になるには?
2つの方法があります。
①:そもそも一般教養試験がないような、地方のまちおこしなどに公務員転職をする。 ・・家賃無料・車貸与などの特典をつけてまで、どうしても外から人がきて欲しい地方が、このような募集をしています。 探せばけっこうありますよ。 ②:職務経歴書と事前提出論文で勝負をかける。 ・・私はこの方法でいきました (受験する行政機関で、事前提出の課題があれば、しめた!と思ってください。) |
もちろん一般教養も勉強しましたが、それよりも、とにかく自分の専門性や行政機関で発揮できること、キャラクターを前面に出して、論文を作成しました。
佐賀県庁だったのですが、
・佐賀県の抱える問題点や機会点。
・人口推移や地理的優位性。
・特産品や産業。
・・これらを徹底的に調べ、自分の専門性である『マーケット再生』に繋げて論文を書いたのです。
作戦はものの見事に的中しました。
出勤前と通勤中、帰宅後、そして休日は全てインプットとアウトプットです。
私の時代(13年前)は、手書きかワードで行いましたが、今はグーグルドキュメントなどがいいでしょう。
教養の勉強を半分。
論文やプレゼンのためのインプットとアウトプットを半分。
この割合で対策しました。
時間にすると、仕事の日は計5時間。
休みの日は15時間ほどです。
教養は通信制の塾で的を絞って行いました。
結果、1回で合格。採用でした。
だからこそ、私のような作戦で行きたい人は、受験する地方自治体の試験形式を良く調べ、一般教養試験前に、事前提出の課題があるかどうかもチェックしてみてください。
職務経歴書や事前提出の課題などがなく、いきなり一次試験から教養試験がある行政機関を受験する場合は、もちろん一般教養試験の対策はめいっぱい行った方が良いです。
自分の強みを伝える前に、教養でふるいにかけられるのですから仕方がありません。
公務員転職の一般教養試験対策まとめ
自分が受験する行政機関の過去の試験形態をしっかり調べること。
スタート地点が一般教養試験であれば、教養試験対策も万全に行うこと。
事前にレポートなどの課題提出がある行政機関であれば、最大限利用すること。
社会人経験者に求められるものを、冷静に考えてみて、公務員転職に挑んでくださいね。
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民間企業出身者の公務員転職は「公務に就く職員募集情報」を収集することからスタートします。
●募集時期(自治体によって様々。毎年似たようなスケジュールで行われます。)
●募集している地方自治体・国家公務員・公的機関
●提出課題・小論文・試験内容・受験スケジュール
●応募資格・求める人物像
これらを1年前から知って準備しておきましょう。
大体締め切り1~2か月前に、この転職サイトに豊富に掲載されています。
見逃さないようにしてくださいね。
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