50代起業は無謀?副業からがいい?失敗できない世代の賢明な起業は?

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50 代 起業

(2023年5月6日更新)

「最近50代で起業する人増えたよね、、」「親の頃みたいに年金で安泰なんて無理だよな。今から起業って何したらいい?」

こんにちは。ネクストキャリア実現コーチのがみさんです。

これまでも40代と共に50代の起業や転職、起業する時の準備の考え方などについて数ページ書いてきました。

このページでは、特にデータを見ながら「50代の賢明な起業」について考えていきたいと思います。

しかし、最近は「50代向けに起業」をすすめる広告(ユーチューブなど)が増えたと思いませんか?

私の周囲でも40代後半から50代で起業した人が多いです。全然楽させてくれない世の中になっちゃいましたね。

とはいえ、会社員は60歳くらいまで?このままいけば60歳以降に苦しくなる人も多いと思います。

でも、出来るだけ楽に50代後半以降を楽に豊かに生きたいですよね。そして、今までしたくてもできなかったことをしたい!このページは、そういう方の参考になるページです。

失敗を出来るだけさけて、超低リスクでコツコツ準備を進めていきましょう。

50代起業は無謀?会社にぶら下がるべき?失敗できない世代の賢明な起業は?

私は42歳で脱サラしカフェ起業しました。これは結果的に大失敗。借金だけが残りました。

その後、45歳~50歳はサラリーマンをしました。50歳までは正社員として好条件の転職先はあったんです。時代がまだよかった。(地獄の借金返済は50歳まで続きましたけど、、)

しかし、50歳になったときに会社の業績不振で真っ先にリストラされ、正社員で転職活動をしても書類選考でことごとく落ちました。

だから腹をくくって地元に帰り、コールセンターで派遣社員しながら51歳の時に副業からWEB事業で起業しました。

53歳の時にはWEB事業と併せてコーチング起業しました。もう店舗事業は絶対にしないと決めていたのでWEBを使っています。

いま振り返ると、この判断は良かったと思っています。プライドも過去の栄光も職位もあっさり捨てたのが功を奏しています。それに時流も乗れました。今もその流れは続いています。

ここから下は、この順番で書いていきます。

ここから下の流れ
  • データで見る「50代の起業動機」・・2012年のデータ
    ・2012年に起業した人の年代は?40代、50代、60代が急上昇!?他の年代は低下傾向
  • 近年の50代起業理由・動機
    ・50代の近年の起業動機は収入面の不安が顕著に
  • 近年、独立業種で選んだ業種
    ・過去にあまりなかった業種での独立起業が急増している?
    ・飲食、理美容、エステなど店舗での起業は急減
    ・先輩に天才的な発想で起業した方がいます・・ここ大事な押さえどころ
    ・起業する時は押さえどころを意識した方が上手くいきやすい
  • 起業をするとしたら何をする?50代は?年代別の業種への興味
    ・起業したい業種、分野は予想通り半分、意外半分
  • 50代が起業するときに、すごく気をつけること
    ・退職金はすぐになくなると予め覚悟しておこう
    ・人脈は大切にしておこう
    ・ブログ・SNSは始めておきましょう・・どんな業種でも必ず必要
    ・起業は副業から始めよう
    ・体力面でのケアは今迄の5倍以上気をつけましょう
  • まとめ
  • 40代以降の起業・副業【ブログ・アフィリエイト・個人ビジネス】欠かせない起業準備です

データで見る「50代の起業動機」・・2012年のデータ

このグラフは2012年度の「50代が起業した動機・理由」です。(日本政策金融公庫)

10年前の50代が起業する動機・理由は、この3つが大半だったようです。

50 代 起業

●仕事の経験・知識・資格を活かしたい。

●社会貢献がしたい。

●仕事がしたい。

2020年に起業した人の年代は?40代、50代、60代が急上昇!?他の年代は低下傾向

2012年度に起業した50代は起業した全年代の16.9%でしたが、2020年度には19.7%に上昇しています。

ちなみに他の年代は?

年代 2012年度 2020年度 上昇・下落
60代 5.8% 6.8% 上昇
40代 28.3% 38.1% 上昇
30代 39.4% 30.7% 下落
20代 9.8% 4.8% 下落

全体起業年代平均・・41.4歳(2012年度)⇒43.7歳(2020年度)

ここ数年で世の中は激変し50代を取り巻く事情も大きく変わったので理解できる数字です。

20代、30代はリスクを避けたがっている。

40代以上はリスク取ってでも起業せざるを得ないなどの背景も関係していると考えられます。

それでは、当然「起業する理由・動機」も変わったのではないか?と思いませんか?

この図はネクストキャリア2.0の他のページで出している「近年、起業した人の年代」のグラフです。2019年度のものですが同じような傾向です。(平均:43.5歳)

50 代 起業

日本政策金融公庫の「2019年度新規開業実態調査」によると、起業者の平均年齢は43.5歳です。

起業者のうちの36%は40代、33.4%は30代で創業し自分自身のビジネスを開始しています。

データ引用元:日本政策金融公庫

2020年度新規開業実態調査

シニア起業家の開業〜2012年度 新規開業実態調査

 

近年の50代起業理由・動機・・2012年と比べて激変!?

2012年度のデータは近年にはあまり当てはまらないと思うので、他の引用元から「50代で起業した理由・動機」を調べてみました。(40代、50代の起業理由)

50 代 起業

起業動機が大きく変わっているのが分かります。

50代の近年の起業動機は収入面の不安が顕著に

50代の近年の起業動機

●定年退職後の収入に不安がある・・・50代:53%(40代は42%)

●会社員での収入より多く稼ぎたい。・・50代:33%(40代は26%)

●副業やパラレルワーク(併行する仕事)をしたい。・・50代:30%(40代は35%)

となっています。2012年度のデータより、50代の切実さが急増しているのが分かります。

近年の調査では、

●仕事の経験・知識・資格を活かしたい。

●社会貢献がしたい。

などの起業理由・動機が見当たりませんでした。

もろに収入面での不安が反映されていることが分かります。

 

データ引用元

株式会社経営承継支援

次に年代関係なく、近年独立起業した人が選んだ業種を見ていきます。

近年、独立業種で選んだ業種は?

50 代 起業

このグラフは実際に独立開業した人の業種の割合です。年代は関係ありません。

数値の根拠は、マイナビ独立が行った「独立・開業に対する意識調査:2021年」を元にしています。

過去にあまりなかった業種での独立起業が急増している?

ここ数年で業種・ビジネスモデルに大きな変化が起きています。

●今まではあまりなかった「その他各種サービス」で独立起業している人が急に出てきて1位になっています。

それまでは、あまりなかった独立形態です。

私の今の仕事である「コーチング」「コンサル」はこの中に入ります。

他「セラピスト」「ヨガ、ピラティスなどインストラクター」「スポーツのパーソナルトレーナー」なども大きく増えています。

また、「その他各種サービス」の特徴は、女性の割合がとても多いということです。

●他にIT、通信、情報は、ここ数年安定的に増えています。

IT、通信、WEBを使わない事業は今はあまりないので、おのずとユーザーはたくさんいます。

ニーズがある分野で起業するのも賢明な判断ですね。

私のWEB事業はここに入ります。アフィリエイトもそうだと思います。コーチングもZOOMでオンラインがメインです。全国のクライアント様を相手にしています。

飲食、理美容、エステなど店舗での起業は急減

●また、飲食で開業する人も根強く人気ですが、2020年から比較するとさすがに急減しています。

やはりリスクが高すぎるからですね。

失敗すると致命傷になりやすいのも大きな理由だと思います。

余談ですが私の第二の故郷、福岡では毎年ラーメン屋で起業する人が多いのですが、半年~1年で廃業している方が多いです。

初期投資に最低でも500万はかかる飲食は、よほどの自信か資本力がない限り地獄行き決定です。

私もたくさん見てきました。

●理美容・整体・エステ・リラクゼーションなども同様に減っており、新型コロナの影響を心理面でも明らかに受けているのが分かります。

これらの業種もリスクが高すぎます。飲食同様ライバルも多い業種です。

賢明で素早く方向転換した方は、1度は出店したネイルサロンをさっさと閉め、自宅でお得意様相手に本業と兼業でビジネスしています。

先輩に天才的な発想で起業した方がいます・・ここ大事な押さえどころ

また、私の先輩で天才的な方がいらっしゃいます。

この方は会社を辞め、奥さんがネイルサロンを出したいというので、発想を切り替えて「ネイルサロンの開き方、運営の仕方、関連商品の販売」のコンサル事業を始めました。

すぐに時流に乗り2年目で年商25億円です。

今からネイルはどうかな?と思いますが、まだまだ女性には大人気の業種です。

ネイルサロン起業したい女性は多いので教える側に回ると成功確率は上がります。

起業する時は押さえどころを意識した方が上手くいきやすい

ネイルに限らず、一度身に着けたことや得意なことをコーチ、コンサル等(アフィリエイト、動画編集、WEBマーケティング、転職、恋愛など無数にあります。)で、教える側、育成する側として起業する方が断然賢いです。

これは覚えておいた方が良いと思います。

起業をするとしたら何をする?50代は?年代別の業種への興味

続いて、まだ起業はしていないけど、そのうち起業したいと思っている方を対象にした業種の意識調査を見てみましょう。今のあなたと同じような状態の方々です。気になりませんか?

先ほどのグラフはざっくりでしたが、今度は年代別、業種別にみてみます。

このデータの根拠もマイナビ独立が行った「独立・開業に対する意識調査」を元にしています。

50 代 起業

起業したい業種、分野は予想通り半分、意外半分

●全年代で飲食業は多いですね。初期費用が数百万かかる飲食は例えフランチャイズでも厳しいとは思いますが、やってみたい方は多いんですね。

●60代で塾・スクールが多いのが興味深いです。フランチャイズをしたいのかもしれません。

●コンビニ、小売りも50代は多いです。コンビニやっている人は私の知り合いも多いけど、そろそろ体力的にきつそうです。

50代~60代で毎日深夜勤務のオーナーって、結構ヤバいですよね。

●IT・通信機器・携帯は以前はとても人気がありました。特に携帯電話の代理店は人気でしたが、最近のドコモの代理店の悲惨な状況を考えると、参入は控えた方がよさそうです。

●この図でも「その他サービス」が最も多いです。

やはり小さく始められて初期投資も少ないコーチ、コンサル、セラピスト、WEB事業は大きなリスクを取れない人が多い今、人気があるようです。

それに今はコーチ、コンサル、セラピスト、スポーツトレーナーのニーズが急増しているという背景もあります。

50代が起業するときに、すごく気をつけること

50代が起業する時は、気を付けることがたくさんあります。

私や同僚の経験から書かせていただきます。

退職金はすぐになくなると予め覚悟しておこう

私は最初の会社を辞める時に、既に辞めた先輩や同僚から共通して言われたことがあります。

それは「退職金なんて、すぐになくなるよ」ということです。

実際、17年間勤めたマクドナルドでもらった退職金も1年でなくなりました。

退職金はないものと思って質素節約、経済的なゆとりを持って起業してください。

人脈は大切にしておこう

人脈は本当に大切です。

特に仕事でできた人脈は大切にしておいてください。

会社を辞める時も絶対に円満退社で、辞める時は「新しく事業をします」とご挨拶できるようにしておきましょう。

その人脈からお客様につながるケースが非常に多いんです。意識しておきましょう。

ブログ・SNSは始めておきましょう・・どんな業種でも必ず必要

人脈は何もリアルな人間関係だけではありません。

ビジネスをするにあたっては、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのSNSとブログは早いうちからやっておき、人脈を作っておいた方が良いです。

会社を辞めて起業するタイミングではじめるのは遅いと思います。

SNSは是非今のうちから始めておいてください。

また、ブログの始め方については一番下にリンクを貼っておきます。

起業は副業から始めよう

50代でなくても起業は副業から始めてください。

そうじゃないと、たちまち一文無しになりかねません。

今の会社に居続けられるのであれば、副業で準備しながら1年間は勤めましょう。

今お仕事がないなら、51歳当時の私のように派遣社員でもアルバイトでも生活費は確保しておいてください。

いま輝かしく活躍している経営者も、派遣でコールセンターやりながら起業した方なども多いです。

ただ、副業といっても近い将来の本業です。本業と同じくらいは最低取り組む必要があります。

残業がなく、出来るだけ心身が疲れない本業を選んでください。

体力面でのケアは今迄の5倍以上気をつけましょう

あなたはいつまでも30代の頃のように元気だとは思っていないと思います。

私は40代でも50代でも起業しました。

40代の時は「寝てる場合じゃない」と思い、死ぬほど働きました。

50代の今でも月に5回ほど徹夜します。WEBでデスクワークなのでできているんです。あとは好きな仕事を選んだというのも大きいです、苦になりません。

50代になって痛切に感じるのは、40代の時との明らかな体力面、健康面の差です。

40代は思うように身体も動き、メンタルも維持できたと思いますが、50代は無理無茶は効きません。

といっても60代が近づくと、もっと無理無茶はできません。

私はお酒はやめました。テレビも観ません。暴飲暴食もしません。適度な筋トレくらいはします。

50代の起業は心身のケアは超重要だと心がけておいてください。

50代の起業まとめ

今回は50代の起業について、40代と50代で起業した経験から書かせていただきました。

社会構造がこうなってしまった以上、今では公務員の方も生活のためのセカンドキャリアを築こうとされています。

私のクライアント様の中にも58歳の元公務員の方、57歳の社長さんもいらっしゃます。

ここまで書いたことを参考になさって、賢明な起業を副業から始めてくださいね。

 

私が激押ししている40代、50代からのビジネス起業。副業からのビジネスブログ(ご自身の将来のビジネスと関連商品のアフィリエイト)の構築方法を図解、画像入りで順番に解説しています。

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